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InnoDBホットバックアップ - オンラインマニュアル 3 -

INNODB

7. 既知のバグ

ibbackupおよびinnobackupの修正済みのバグのリストは、セクション9のInnoDBホットバックアップのバージョン履歴を参照してください。

7.1 Linux 2.4.18のカーネル/ドライバのバグ

InnoDBホット バックアップ ユーザから、Red Hatカーネル2.4.18を稼動する2-way Dellコンピュータでmysqldとibbackupを同時に実行するとmysqldがクラッシュすることがあると報告されました。Dell以外のコンピュータではクラッシュは起こりませんでした。Linuxストック カーネル2.4.20へアップグレードすると問題は修正されます。

7.2 Perlのバグ

Perl 5.8.0では、UTF-8ロケールの正規表現に問題があります。その結果、このinnobackupはMySQLオプション ファイルを読み取れません。以下は、この問題を示しているinnobackupの実行例です。

# perl innobackup --user=admin --compress /etc/my.cnf /storage/test


InnoDB Backup Utility v1.0-beta7; Copyright 2003 Innobase Oy


This software is published under

the GNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2, June 1991.


innobackup: Using mysql Ver 12.22 Distrib 4.0.16, for pc-linux (i686)

Malformed UTF-8 character (unexpected continuation byte 0xb7, with no

preceding start byte) in split at innobackup line 703.

Malformed UTF-8 character (unexpected continuation byte 0xb7, with no

preceding start byte) in split at innobackup line 703.

Malformed UTF-8 character (unexpected continuation byte 0xb7, with no

preceding start byte) in split at innobackup.pl line 703.

innobackup: Using InnoDB Hot Backup version 2.0-beta4


innobackup:: Warning: Ignored unrecognized line 19 in options file

'/etc/my.cnf': 'port = 3306'

innobackup:: Warning: Ignored unrecognized line 20 in options file

'/etc/my.cnf': 'socket = /tmp/mysql.sock'

innobackup:: Warning: Ignored unrecognized line 26 in options file

'/etc/my.cnf': 'bind-address=10.10.10.25'

innobackup:: Warning: Ignored unrecognized line 27 in options file

'/etc/my.cnf': 'replicate-ignore-db=ads'

この問題は、Perl 5.8.1またはPerl 5.8.3へアップグレードすることで解決できます。5.8.0より前のPerlリリースではこの問題が発生しない点にも注意してください。

7.3 既知のibbackupおよびinnobackupのバグ

データベースにTEMPORARYテーブルが存在する状態でバックアップを作成し、それらのテンポラリ テーブルを使用して通常のテーブルに対して更新や挿入を行った場合、バックアップを対象としたMySQL binlogアプリケーションの実行が失敗することがあります。つまり、MySQL binlogを使用してバックアップをロール フォワードできない場合があります。この理由は、 TEMPORARYテーブルがバックアップにコピーされないからです。実際には、それらを手動でバ ックアップにコピーすることもできません。これは、テンポラリ テーブル ファイル名#sql... .frmが、MySQLがbinlogに書き込んだ論理テーブル名に対応付けられていないためです。この問 題は、将来的にMySQLが「行レベル バイナリロギング(binlog)」を実装した時点で解消されます。


MySQLの4.1.2より前のバージョンでは、ロック段階でのCREATE TABLEまたはRENAME TABLEを阻止しません。そのため、新たに作成された空のテーブルの.frmファイルがバックアップのbinlogの位置に対応付けられない場合があります。


innobackupはHEAPまたはBDBタイプのテーブルをバックアップできません。


現在、innobackupでは、innodb_data_file_pathにパスではなくプレーン ファイルだけを指定する必要があります。つまり、innodb_data_file_path=/dir1/ibdata1:100Mのように指定しても動作しません。

7.4 innobackupに影響するMySQLのバグ

・MySQL 4.0.22および4.1.7のバグ(バグ番号:6732)

MySQL 4.0.22および4.1.7の重大なバグにより、innobackup Perlスクリプトが2回実行されmysqldサーバ全体のフリーズを引き起こすことがあります。バグは、FLUSH TABLES WITH READ LOCKにより発生していました。純粋なibbackupには影響しません。


このバグは、innobackupバージョン1.1.0で修正されました。バグ修正には少々欠点があります。MyISAMテーブル操作によってinnobackupが不正なbinlogの位置をユーザに報告する可能性がある場合に、バックアップ実行の期間が短くなってしまう点です。この期間とは、innobackupスクリプトのmysql_lockallサブルーチンがCOMMIT SQLステートメントを発行してから、FLUSH TABLES WITH READ LOCK SQLステートメントを発行するまでの時間です。このバグ修正の欠点は、MySQLバージョン4.0.22および4.1.7のみに影響します。


・MySQL 4.0.21のバグ(バグ番号:5949)

MySQLバージョン4.0.21のバグは、innobackupバックアップ操作に影響を及ぼします。バックアップの実行時に、innobackupは次のSQLコマンドをMySQLクライアントに発行し、すべてのデータベース テーブルを一時的にロックします。

USE mysql;

DROP TABLE IF EXISTS ibbackup_binlog_marker;

CREATE TABLE ibbackup_binlog_marker(a INT) TYPE=INNODB;

SET AUTOCOMMIT=0;

INSERT INTO ibbackup_binlog_marker VALUES (1);

FLUSH TABLES WITH READ LOCK;

COMMIT;

MySQLサーバ(mysqld)のバグは、サーバ内でコミットに失敗してもMySQLクライアントがinnobackupスクリプトに成功として報告してしまうという状況を引き起こすことがあります。これが生じると、すべてのデータベース テーブルのロックに失敗し、innobackupによって作成されたバックアップが破損することがあります。この場合、BEGINとCOMMITがMySQLクライアント内でエラーなく実行されても、MySQL binlogではこの両方にエラー コード1223(「競合する読み取りロックがあるため、クエリを実行できません」)が付加されます。

このバグはMySQLバージョン4.0.23および4.1.8で修正されました。そのため、この問題はMySQLバージョン4.0.21からバージョン4.0.23またはバージョン4.1.8へアップグレードすることで簡単に解決できます。

8. InnoDBホット バックアップのTODOリスト

2004年:Veritas NetBackupインタフェースのサポートをibbackupに追加する。IBM TivoliおよびCA ARCserveについても同様にサポートを追加することが望まれる。

長期目標:.frmファイルとMySQLシステム テーブルもInnoDBテーブルスペースに格納する。これにより、ホット バックアップの作成がより容易になる。

9. ソフトウェア バージョンの履歴

9.1 InnoDBホット バックアップ(ibbackup)

InnoDBホット バックアップ(ibbackup)は、実稼動中のMySQLデータベース内でInnoDBテーブルの一貫したスネップショットを作成します。


InnoDBホット バックアップ2.0.0 HP-UX 11およびSolaris 8対応 2005年1月4日

・InnoDBホット バックアップ2.0.0は、PA-RISC1.1上のHP-UX 11およびSPARC上のSolaris 8対応としてリリースされています。HP-UXバイナリは32ビット アプリケーションですが、64ビットHP-UX 11上でも稼動します。Solaris 8バージョンはSolaris 9でも稼動します。これは、64ビットSolaris SPARC上でも稼動する32ビット アプリケーションです。


InnoDBホット バックアップ2.0.0 2004年5月14日

・ibbackupの最初の安定した2.0バージョンです。2.0.0バージョンは基本的には2.0-beta5と同じです。バージョン1.40と比べると、バージョン2.0.0には2つの新機能があります。それらは、MySQLの複数テーブルスペース機能のサポートと、データベースの部分バックアップを可能にした新しい--includeオプションです。

・バージョン2.0.0の導入に伴い、ibbackupではGNUのバージョン番号付け方式を採用しました。この方式では、バージョン番号の形式はmajor.minor.patchで、各フィールドは10進数です。メジャー バージョン番号は、時間の経過に伴い増えるだけです。その他の2つのフィールドは、それぞれの左にあるフィールドがインクリメントされると0にリセットされ、そうでない場合は時間の経過に伴い増えるだけです(つまり、バージョン2.6.2は2.5.8より新しいバージョンで、3.0.0はその両方より新しいバージョンとなります)。マイナー バージョン番号は、メジャー バージョンに新しい機能が追加されると増えます。パッチ番号は、バグ修正がリリースされるたびに増えます。

・このバージョンはLinux対応です。

InnoDBホット バックアップ2.0-beta5 2004年3月16日

・バグが修正されました。現在、ibbackupは「中断」段階でもログ ファイルのスキャニングを保持します。以前は、innobackup Perlスクリプトを長時間実行してMyISAMテーブルをコピーしたり、長時間に及ぶクエリが存在したりすると、FLUSH TABLES WITHREAD LOCKの実行に長い時間がかかったため、InnoDBがとっくにログ ファイルの書き込みを終え、さらにそれに循環的に上書きしてしまい、ibbackupがバックアップの失敗を報告することがありました。


InnoDBホット バックアップ2.0-beta4 2004年2月17日

・ibbackupはMySQLの複数テーブルスペース機能をサポートしています。


・新しい--includeオプションを指定することで、データベースの部分バックアップを作成できます。


InnoDBホット バックアップ1.40 2003年6月24日

・バグ修正

ページのチェックサム数式が修正されました。MySQL/InnoDBバージョン4.0.14以上および4.1.1より新しいバージョンと組み合わせると、ibbackupの信頼性はさらに高くなります。このibbackupリリースは、MySQL/InnoDBの旧バージョンでも稼動します。

・Apple Mac OS X対応の評価版が入手可能です。


InnoDBホット バックアップ1.31 2003年5月22日

・--compressが使用するCPU時間は60%未満です。さらに圧縮率を高めるには、--compressキーワードの後ろに数値パラメータ1…9を指定します(9は、圧縮率は高いが低速な圧縮を意味しています)。

・Windowsでは、現在、innodb_data_home_dirディレクトリ文字列を二重引用符で囲む必要なく、文字列にスペースを使用できます例:innodb_data_home_dir=C:\Program files\mysql


InnoDBホット バックアップ1.22 2003年5月2日

・QNX6対応の評価版が入手可能です。

・新しいibbackupライセンス ジェネレータ システムが導入されました。ユーザはこの変更を意識する必要はありません。ibbackupの内部コードが変更されただけです。


InnoDBホット バックアップ1.21 2003年4月16日

・新しいオプションとして--compressおよび--uncompressが追加されました。


InnoDBホット バックアップ1.05 2003年3月18日

・新しいオプションとして--suspend-at-endが追加されました。このオプションを使用すると、ibbackupがそのジョブを完了した時点でMyISAMテーブルをフラッシュしコピーするスクリプトを記述できます。その方法で、InnoDBバックアップと正確に同じ時点のMyISAMテーブルのスナップショットを取得できます。


InnoDBホット バックアップ1.04 

・バグ修正

ログの解析時に、ibbackupはログ レコードのページ数がテーブルスペースのサイズ内に収まっているかどうかも確認します。

 

注:InnoDBの3.23.55より前のバージョンまたは4.0.9より前のバージョンでibbackupを稼動させるためには、合計したログファイルのサイズを2 GB未満にする必要がありました。これは、早期のInnoDBバージョンのバグに起因していました。

・HP-UX 10.20対応の評価版が入手可能です。


InnoDBホット バックアップ1.03b FreeBSD対応 2002年9月28日

・FreeBSD対応の評価版が入手可能です。


InnoDBホット バックアップ1.03b 2002年9月4日

・バグ修正

 

ibbackupのsprintfを使用した際の誤動作が修正されました。

 

これにより、インストールの注意事項で述べられているlibsafeの問題が解消される場合があります。


InnoDBホット バックアップ1.03 2002年8月1日

・MySQL 3.23.52以上またはMySQL 4.0.3以上の稼動時には、このibbackupバージョンにアップグレードする必要があります。これは、InnoDB 3.23.52のログ形式が変更されたためです。


・InnoDBは、発生する可能性のあるログ ファイル書き込み/読み取りエラーを通知できるように、チェックサムを各ログ ブロックに格納します。ibbackupはInnoDBの旧バージョンのログ形式も認識します。したがって、1.03を使用する場合もMySQLをアップグレードする必要はありません。


・ibbackupはバックアップの実行時にタイムスタンプを出力します。そのため、終了時のタイムスタンプを、ibbackupが処理の完了後に取得した.frmファイルのバックアップ内にある.frmファイルの最終変更時刻と比較できます。その方法で、.frmファイルがバックアップされたInnoDBテーブルのスナップショットに対応付けられているかどうかを判断できます。


・ibbackup --restoreはバックアップ内のスナップショットに対応付けられたbinlogの位置を出力します。


・安全性を強化するため、ibbackupはバックアップ プロセス中にすでにコピーされたログを解析します。これは、--restoreによるログ スキャンと解析が成功するかどうかを事前に確認します。


・バグ修正

 

(これはすでにバージョン.02bで修正済み)バックアップをリストアし、その上でmysqldを起動して、リストアされたデータベースの別のバックアップの作成を試みると、ibbackupは失敗し、ログ ファイルが十分にスキャンできない旨のメッセージを表示しました。この失敗は、再度ログ ファイルがいっぱいになるまで書き込まれ、最初のログ ファイルのヘッダーがmysqldによって書き直されるまで発生していました。

 

最後のデータファイルが自動拡張として指定されると、ibbackupはデータファイルの未使用の終了部分を切り捨てていました。これは、バックアップを実稼動させたときに、自動拡張機能を混乱させることがあります。

・Linuxで120 GBのデータベースに対して--restoreを実行すると、1ユーザにログの破損に関する警告が繰り返し報告されました。理由は未だに不明です。Linuxファイルi/oに問題があるとしたら、InnoDB 3.23.52のログ ブロックのチェックサムによって問題は修正されるはずです。


InnoDBホット バックアップ1.02 2002年6月7日

・バグ修正

 

--restoreがクラッシュを引き起こす可能性を排除しました。


InnoDBホット バックアップ1.01 2002年5月18日

・--restoreオプションを指定して実行すると、ibbackupはホスト名を確認しなくなります。したがって、それを使用して、任意のコンピュータ上にバックアップをリストアできます。バックアップを作成するときにだけ、ホスト名をライセンスに対応付ける必要があり>ます。

・MySQL/InnoDB 3.23.52以上を稼動し、リストアされたバックアップ上でmysqldを起動すると、ログ ファイルがibbackupによって作成された時刻を示すタイムスタンプが出力されます。これは、ログ ファイル間の混乱をなくす上で役立ちます。

・バグ修正

 

ibbackupは、my.cnfのシャープ(コメント)記号#の付いた行を無視します。

 

ibbackupは、my.cnf内のログ ファイル サイズが、ibbackupがログ ファイルをコピーするときに測定した実際のログ ファイル サイズと異なる場合に、エラー メッセージを出力します。以前は、ibbackupはback0back.cの259行前後でアサーションの失敗を報告していました。


InnoDBホット バックアップ1.00 2002年5月5日

・Innobase Oy社がInnoDBホット バックアップの安定したバージョン1.00をリリースしました。


InnoDBホット バックアップ0.35 2002年4月10日

・MySQL/InnoDB 3.23.50で自動拡張データファイルがサポートされました。


InnoDBホット バックアップ0.34 2002年3月13日

・バグ修正

バージョン0.33は、Linuxのラージ ファイル サポートに対応していませんでした。2 GB以上のInnoDBデータファイルがある場合や、バックアップ ログ ファイルibbackup_logfileが2 GBを超えるような非常に活発でサイズの大きいデータベースをバックアップしている場合は、このバージョンにアップグレードする必要があります。


InnoDBホット バックアップ0.33 2002年3月8日

・これが最初のベータ リリースです。

9.2 innobackupスクリプト

innobackupは、MyISAMおよびInnoDBタイプの両方のテーブルと.frmファイルのバックアップを自動化するPerlスクリプトです。ibbackupの柔軟性の高いフロントエンドです。詳細については、セクション5を参照してください。


innobackup-1.1.0 2004年11月30日

・MERGEテーブルのサポートが追加されました。.MRGファイルもバックアップ操作とコピーバック操作の対象に含まれました。

・最後のMySQL binlogの位置が、バックアップ ディレクトリのibbackup_binlog_infoファイルに書き込まれます。また、最後のbinlogの位置は、バックアップ実行の最後に標準出力に出力されます。

・バックアップ操作で、MySQLクライアントおよびInnoDBホット バックアップのバージョンといっしょにMySQLサーバのバージョンも表示されます。

・バグ修正

MySQL 4.0.22および4.1.7の重大なバグにより、innobackup Perlスクリプトが2回実行され、mysqldサーバ全体のフリーズを引き起こすことがありました。バグは、FLUSH TABLES WITH READ LOCKにより発生していました。バグ修正には少々欠点があります。MyISAMテーブル操作によって innobackupが不正なbinlogの位置をユーザに報告する可能性がある場合に、バックアップ実行の期間が短くなってしまう点です。バグの詳細については、セクション7.4を参照してください。

・このバージョンは、Perl 5.005、5.6.0、5.6.1、5.8.0、および5.8.1を稼動するLinux上では検証済みです。5.005より古いバージョンのPerlでは動作しない可能性があります。innobackupは、Perl正規表現のバグにより、UTF-8ロケールのPerl 5.8.0では動作しない点に注意してください。詳細については、セクション7.2を参照してください。


innobackup-1.0.0 2004年8月20日

・これはinnobackupの最初の安定した1.0バージョンです。1.0.0バージョンは基本的には1.0-beta10と同じです。

・このバージョンは、Perl 5.005、5.6.0、5.6.1、5.8.0、および5.8.1を稼動するLinux上では検証済みです。5.005より古いバージョンのPerlでは動作しない可能性があります。innobackupは、Perl正規表現のバグにより、UTF-8ロケールのPerl 5.8.0では動作しない点に注意してください。詳細については、セクション7.2を参照してください。


innobackup-1.0-beta10 2004年5月25日

・バグ修正

--copy-backオプションを指定すると、InnoDBデータ ホーム ディレクトリ(my.cnfオプションinnodb_data_home_dir)またはInnoDBログ ホーム ディレクトリ(my.cnfオプションinnodb_log_group_home_dir)がMySQLデータ ディレクトリ(my.cnfオプションdatadir)と同一でない場合でも、InnoDBデータ ファイルとInnoDBログ ファイルを元の場所へコピーできるようになりました。以前は、InnoDBデータ ファイルとログ ファイルは、常にオリジナルのデータ ディレクトリにコピーされていました。

・このバージョンは、Perl 5.005、5.6.0、5.6.1、5.8.0、および5.8.1を稼動するLinux上では検証済みです。5.005より古いバージョンのPerlでは動作しない可能性があります。innobackupは、Perl正規表現のバグにより、UTF-8ロケールのPerl 5.8.0では動作しない点に注意してください。詳細については、セクション7.2を参照してください。


innobackup-1.0-beta9 2004年4月20日

・バグ修正

ibdataファイルは、InnoDBデータ ホーム ディレクトリをルートとするディレクトリ ツリーの任意のサブディレクトリに配置できるようになりました。以前は、innobackupはバックアップInnoDBデータ ホーム ディレクトリからバックアップibdataファイルへのパス内にサブディレクトリを作成しなかったため、ibdataファイルがInnoDBデータ ホーム ディレクトリ(my.cnfオプションinnodb_data_home_dir)に置かれていないとバックアップが失敗してしまいました。

・このバージョンは、Perl 5.005、5.6.0、5.6.1、5.8.0、および5.8.1を稼動するLinux上では検証済みです。5.005より古いバージョンのPerlでは動作しない可能性があります。innobackupは、Perl正規表現のバグにより、UTF-8ロケールのPerl 5.8.0では動作しない点に注意してください。詳細については、セクション7.2を参照してください。


innobackup-1.0-beta8 2004年4月6日

・バグ修正

Innobackupは、ibbackup子プロセスで致命的なエラーが発生すると即座に処理を停止します。以前は、ibbackupが自身を中断する前に停止してしまうと、innobackupは待機状態のまま抜け出せなくなっていました。

・このバージョンは、Perl 5.005、5.6.0、5.6.1、5.8.0、および5.8.1を稼動するLinux上では検証済みです。5.005より古いバージョンのPerlでは動作しない可能性があります。innobackupは、Perl正規表現のバグにより、UTF-8ロケールのPerl 5.8.0では動作しない点に注意してください。詳細については、セクション7.2を参照してください。


innobackup-1.0-beta7 2004年2月17日

・オプション ファイルの行の間に#で始まるコメントを含めることができます(MySQL 4.0.14と同様)。オプション値は、一重または二重引用符で囲むことができます。

・バグ修正

innobackupでのエラーの発生後に子プロセスのクリーンアップが動作するようになりました。ibbackupおよびmysqldの子プロセスは、innobackupの実行が失敗した場合は常に停止されます。以前は、innobackupの実行が失敗した後、親のなくなった子プロセスやゾンビ子プロセスが残ることがありました。

Innobackupは、mysql子プロセスがSQLエラーを報告すると即座に処理を停止します。以前は、SQLエラーはバックアップディレクトリのmysql-stderrファイルだけに書き込まれ、エラーの発生後もinnobackupの実行が続行されていました。

・このバージョンは、Perl 5.005、5.6.0、5.6.1、5.8.0、および5.8.1を稼動するLinux上では検証済みです。5.005より古いバージョンのPerlでは動作しない可能性があります。innobackupは、Perl正規表現のバグにより、UTF-8ロケールのPerl 5.8.0では動作しない点に注意してください。詳細については、セクション7.2を参照してください。

innobackup-1.0-beta6 2004年1月13日

・テーブル固有のデータファイルの部分バックアップのサポートが追加され(--includeオプション)、このバージョンはibbackupバージョン2.0と完全に互換可能になりました。

・SQL要求のタイムアウト(innobackupスクリプトのmysql_response_timeoutパラメータ)が900秒に増えました。

・innobackupがPerl 5.005でも稼動可能になりました。

・このバージョンは、Perl 5.005、5.6.0、5.6.1、5.8.0、および5.8.1を稼動するLinux上では検証済みです。5.005より古いバージョンのPerlでは動作しない可能性があります。


innobackup-1.0-beta5、2004年1月8日

・バグ修正

ibbackup_binlog_markerテーブルの.frmファイルは、バックアップに含まれていませんでした。このテーブルはibbackup により内部で作成され使用されます。


innobackup-1.0-beta4、2003年11月11日

・バグ修正

プラットフォームによっては、innobackupは出力バッファ(MYSQL_WRITER)を適切にフラッシュしませんでした。これは 、mysqlへの接続に偽のタイムアウトを引き起こしました。このバグ修正はErik R. Agee氏の尽力によるものです。


innobackup-1.0-beta3、2003年10月28日

・この時点では、UNIX系システムのみで稼動します。

・このバージョンは、Perl 5.6.0、5.6.1、5.8.0、および5.8.1を稼動するLinux上では検証済みです。5.6.0より古いバージョンのPerlでは動作しない可能性があります。


innobackup-1.0-beta2 2003年10月21日

・この時点では、UNIX系システムのみで稼動します。


innobackup-1.0-beta 2003年10月20日

・この時点では、UNIX系システムのみで稼動します。


innobackup-0.1-alpha、2003年7月9日

・この時点では、UNIX系システムのみで稼動します。

10. ibbackupのインストール

InnoDBホット バックアップ ツール、つまりibbackupのインストールは非常に簡単です。ibbackupバイナリは、通常、圧縮された添付ファイルとしてeメールで配布されます。ibbackupを使用し始める前に、次のことを実行する必要があります。

1.  圧縮されたibbackupバイナリをインストール先のホストにコピーします。

2.  圧縮されたバイナリを解凍し、その名前を変更します。通常、バイナリはgzipを使用して圧縮されており、ファイル拡張子は.gzです例えば、圧縮されたibbackupバイナリ ファイルがibbackupA01698.gzだとすると、次のように、UNIX上でそれを解凍し、名前をibbackupに変更できます。

$ gunzip ibbackupA01698.gz

$ mv ibbackupA01698 ibbackup

Windows上では、バイナリの名前をibbackup.exeに変更する必要があります。

3.  UNIX上では、ibbackupバイナリに対する適切なファイル パーミッションを設定する必要があります。実行パーミッションを設定するのを忘れないでください。これは、次のように実行できます。

$ chmod +x ibbackup

$ ls -l ibbackup

-rwxr-xr-x 1 heikki dev 1852595 Mar 26 18:24 ibbackup

4.  バイナリをPATH内のどこかに配置します(PATHは、シェルがバイナリやプログラム ファイルを検索するディレクトリを定義したシェル環境変数です)。UNIX上では、次のように、PATHを確認し、ibbackupをそこに配置できます。

$ echo $PATH

PATH=/home/heikki/bin:/usr/local/bin:/usr/bin:/usr/X11R6/bin:/bin:/usr/games

:/opt/gnome/bin:/opt/kde3/bin:/opt/kde2/bin:/opt/kde/bin:/usr/openwin/bin:/u

sr/lib/java/bin:/home/heikki/bin

$ cp ibbackup /home/heikki/bin

これでインストールは完了です。シェルからibbackupコマンドを実行すれば、InnoDBホット バックアップ ツールを起動できます。

$ ibbackup --version

InnoDB Hot Backup version 2.0-beta5; Copyright 2003 Innobase Oy

License A00001 is granted to Innobase Oy

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