MySQLがオラクル傘下のRDBとして本格的に戦略が変わりつつあります。現在はMySQLのダウンロードでも、オープンソース(無償版)と有償の商用版が用意されています。有償版の名称は「MySQL Enterprise Edition」、無償版の名称は「MySQL Community Edition」と変わっています。さらには「Oracle MySQL Cloud Service」、「MySQL Cluster CGE」とラインナップが用意されました。 今回は無償版の「MySQL Community Edition」について、インストールやセットアップの方法や手順をご紹介します。
一般的なインストール(windows/linux/macos)
MySQLの一般的なインストール方法としては、公式サイトにアクセスし、ソースをダウンロードすることから始めます。なお、サイトはhttps://www.mysql.com/jp/の日本語版本サイトと、開発者用サイトのhttps://dev.mysql.com/のどちらでもダウンロードは可能です。 では、日本語版本サイトを俎上に説明を続けます。画面上部にある「ダウンロード」タブをクリックしてください。このタブを開くとダウンロードできる種類の一覧が表示されますが、無償版は最下部にある「MySQL Community Edition (GPL)」の下のCommunity (GPL) Downloadsを選択してください。次のページでは「MySQL Community Server」のリンクをクリックして進みます。
現在の最新バージョンは「MySQL Community Server 8.0.15」になりますが、ここでOSにあったインストーラーを選択することができます。アーカイブ版を必要としていなければ、「MySQL Installer for Windows」をクリックしましょう。面倒ですが、さらにその次のページにならないとインストーラーをダウンロードできません。 このページで2つのダウンロードリンクがありますが、基本的には容量の大きい方を選択してください。小さい容量のものはネットに接続しながらインストールするタイプ、大きい容量のものはそのままインストールするタイプです。
ダウンロードが完了したら、インストーラーのアイコンを選択してインストール作業に入ります。インストーラーの起動を確認し、項目の中からInstall MySQL Productsを選んでクリックしましょう。ライセンスの確認、セットアップ方法の選択、必要なランタイムのインストールなどが終われば、MySQLのインストールが始まり、本体のインストールが完了した後は、MySQL Serverなどの設定も行う必要があるため、指示に従って設定します。