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コラム

すぐ使えすぐ見えるIoTでコストダウン

2020年02月26日
すぐ使えすぐ見えるIoTでコストダウン

総務省が調査した「通信利用動向調査」を見ると、大企業のIoT導入は大きく進んでいるのですが、中小企業ではまだまだ浸透が進んでいないようです。調査時期は2017年ですが、導入済と検討中を合わせてみても30~40%となります。

IoT導入に対する障壁はどこにあるのでしょうか。コストなのか、人的リソースの問題なのか、ノウハウのためなのか、詳細を見てみましょう。

IoT導入の障壁はコスト

「通信利用動向調査」にはIoT導入を行わない理由もアンケートとして調査しています。もっとも多い回答は「ビジネスモデルが不明確」というものですが、次に「使いこなす人材がいない」と「導入コスト・運用コストがかかる」との理由が上がっています。

IoT導入・運用のための人材がいない場合も、ある意味コストと捉えることができます。必要な人材を獲得するためには既存の人材とは別に人材を求めることになるからです。

IoT導入にかかるコストで真っ先に思い浮かぶものはセンサーや計器、ネットワーク機器などの購入費でしょうか。IoTに必須な機器類や設備に対する投資は、確かに中小企業において死活問題ともなりますので、簡単には導入の決断が出来ないのです。

また、新しい機器や設備を使いこなす経験を蓄積し、安定した運用が実施されるまでの期間も考えなくてはなりません。意外と運用面での不安を抱えている経営者は多いようです。その結果が「通信利用動向調査」での「人材がいない」「通信インフラが不十分」「IoTが分からない」という回答になっているのではないでしょうか。
既存の設備投資も回収できないうちに次の投資に踏み切れるのは、資金力のある大手企業であることも仕方ないのかもしれません。しかし、将来を考えるとIoT導入こそは必要と考える経営者も多いのです。何か方策はないものでしょうか。

従来の工業用計器類を利用することでコストダウン

ひとつの見方として、既存の機器がそのまま活用できれば、コスト問題の解決方法のひとつとなるのではないでしょうか。

実は中小企業向けに「すぐ使える」「すぐ見える」を実現できるツールが存在します。2019年に公表された「第3回スマートものづくり応援ツール」に数々のIoTツールが紹介されています。「スマートものづくり応援ツール」はロボット革命イニシアティブ協議会が、各IoT系のベンダーから優秀なツールを募集しているものです。

ロボット革命イニシアティブ協議会とは2015年に政府の後押しで設立されたイニシアティブ協議会であり、国内のロボット・イノベーションを推進するための行動をおこなっています。この協議会が選んだ選りすぐりのツールを紹介しています。

この中でもソフトエイジェンシー社の「4-20mA用IoTデバイス SuguIoT 4-20」は高い評価と注目を受けています。また、「SuguIoT 4-20」は「スマートものづくり応援機関全国フォーラム」の審査委員イチオシツールに選ばれており、中小企業が導入しやすい機能が多くの参加者の注目を浴びていました。

「SuguIoT 4-20」の特徴は従来の計器類、あらゆる測定器をつなぐことで、すぐに「見える化」出来る点です。これによってメンテナンスにも導入にも、IoTに関するコストを低減出来るのです。

まとめ

今は過渡期とも言えるIoT業界です。次々と新しい発想でIoTツールが今後も現れることが予想されます。今後は広がる余地がまだある中小企業へのアプローチが高まることは間違いありません。活用によっては町工場の稼働率が60%から80%に飛躍的に上がった事例もあります。

IoTの積極導入に躊躇っている場合は、今が導入に踏み切るための検討すべきタイミングではないでしょうか。

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